こんにちは、こんばんは。
KEIです。
新日本プロレスも2020年の興行が終了し、至るところでベストマッチも発表されました。
今回は個人的な目線で、2020年のベストマッチを3つ選びたいと思います。
目次
【新日本】2020年 個人的・新日本プロレスのベストマッチ
東京スポーツ新聞社制定・2020年度プロレス大賞では、1月5日の東京ドームで行われた「オカダ・カズチカ vs 内藤哲也」のIWGP・IWGP IC二冠戦が選定された。
週刊プロレス「プロレスグランプリ2020」の中間報告では、
9月20日大阪エディオンアリーナ「棚橋弘至 vs 内藤哲也」のG1クライマックス初戦がエントリーされている。
「イッテンヨン前々前々前夜祭SP ファンが選ぶベストマッチ2020」でも、「オカダ・カズチカ vs 内藤哲也」のIWGP・IWGP IC二冠戦が選定されている。
メディアの順位を踏まえた上で、次項より個人的な視点で選んだベストマッチを紹介していく。
棚橋弘至 vs 内藤哲也(9月20日・大阪エディオンアリーナ)
週刊プロレス「プロレスグランプリ2020」でもランクインした試合である。
IWGPタッグを落とし、コンディションともに下降真っ只中の棚橋選手が、
現・二冠王者相手に勝利一歩まで迫った試合だった。
この試合をきっかけにファンは、棚橋選手がまだ上を目指せるとファンに確信させたと言える。
膝の古傷を感じさせないスリングブレイドやハイフライフローの連発。
棚橋選手は試合後に次のようにコメントを残した。
はあ、言葉がないな。しっかり、『G1』に向けて、ベストなトレーニング、息上げ、体幹、フィジカル、合わせてきた。けど、結果が出ない。あらためて思うのは、努力っていうのはみんなしてる。内藤はきっと、俺以上の努力してたんだと思う。今、こういう状況の中で開催される『G1』。ベルトを持ってる意味。それは俺を、俺の予想をはるかに超える速いスピードで……。ああ、ダメ。初戦だから。まだ公式戦、いっぱい残ってっから。(※立ち上がって)弱気はダメだけど、内藤の背中は遠いな。クソッ……」
新日本プロレス公式より
コメント姿は全てを出し尽くした清々しい表情にもとれた。
さらに印象に残っているのは試合後だ。
肩を借りながらバックステージに向かう棚橋選手の背中を最後まで見届ける内藤哲也選手の表情もこの試合の充実感を感じさせた。
内藤哲也と棚橋弘至の関係がより空気を作り出し、二人にしか出せない試合を見せつけられたと言える。
NEVER無差別級6人タッグマッチ CHAOS vs 鈴木軍(10月23日・後楽園ホール)
以前、記事にもしている試合である。
→【必読】ベルト価値急上昇!NEVER無差別級6人タッグ王座に必要だった条件!!
2020年最も輝いたベルトはNEVER無差別級6人タッグ王座ではないだろうか。
それを如実に示したのが、今回挙げたこの試合だ。
DOUKI選手とYOSHI-HASHI選手の2人が見せたタイトルマッチへの想い、それが爆発していた試合で、
それに呼応して、必死にチームがサポートに徹している姿も涙ぐましいものであった。
ベルトを守らせたい石井選手と後藤選手。
ベルトを獲らせたいタイチ選手とザック選手。
2人のの執念と4人の献身的な想いが、この名勝負を生ませていたんではないかと思う。
そして、この試合にはまだ続きがあるような気がしてならない。
DOUKI選手の活躍が広がれば広がるほど、この試合は深みが増してくるのではないだろうか。
何年後か、見返す日がくる分岐点のような試合だったと思います。
オカダ・カズチカ vs 内藤哲也(1月5日・東京ドーム)
この試合は満場一致、今年一番のベストバウトで間違いないでしょう。
内藤選手自身もこの試合後にベストバウトは確信していたと公言している。
今年の1月4日、1月5日東京ドーム2連戦を終えた時点で、『今年のプロレス大賞はもらったな』と正直、思いました。
内藤哲也・公式記者会見より
個人的にもこの試合終了時点でベストバウトになると確信させられました。
史上初のIWGP二冠戦で、東京ドーム二連戦。これを制した内藤哲也はプロレス大賞MVPも文句なしといったところで、
結果としても、東京スポーツ新聞社制定「2020年度プロレス大賞」や週刊プロレス「プロレスグランプリ2020」でも堂々の一位を獲得している。
最後のマイクアピールこそできなかったものの、試合・シチュエーション・会場全てがパーフェクトに近い戦いだった。
東京ドームの大舞台で史上初の2日間、何度も夢を見た東京ドームのメインイベントでの勝利、好敵手であるオカダ・カズチカとの試合運びと試合後のマイク。
フィニッシュ前に魅せたスターダストプレスからも特別な感情が感じ取れた。
過去の東京ドームを振り返っても、1・2位を争う名勝負でした。
内藤「オカダ! オカダ! 東京ドームの、メインイベントでの勝利、ものすごく気持ちいいな。またいつか! 東京ドームのメインイベントで、勝負しようぜ。」
新日本プロレス公式より
またいつか、この組み合わせで戦う日がくるとすれば、もっと特別な会場で、もっと特別なシチュエーション、もっと凄い試合が用意されること間違いなしだ。
最後に
ここでは紹介し切れない戦いがまだまだ沢山あります。
コロナ禍でも激闘を繰り広げてくれた選手、そしてそれを支えていたスタッフの方々に感謝です。
2021年も新日本プロレスから目が離せない。