こんにちは、こんばんは。
KEIです。
鈴木みのる選手がタイチ選手、TAKAみちのく選手、そしてランス・アーチャー選手とともに2011年に立ち上げた鈴木軍。
その鈴木軍が2022年を持って解散が決定し、12月23日の後楽園ホール大会で鈴木軍ファイナルが試合として組まれ、11年間の活動に幕を閉じました。
新日本プロレスだけに留まらず、プロレス界に大きな衝撃を残し続けたヒールユニットでしたが、我々ファンにとっては突然の解散で、来年もまた同じように活動してくれるのではないかと思ってしまう程、まだ実感がありません。
最初から最後まで鈴木軍として、鈴木みのる選手の横に立ち続けたタイチ選手も自身のYouTubeで試合後ということもあると思いますが、「まだフワフワしたような、実感がない」等という言葉も口にしていました。
新日本プロレスがV字回復を見せられたのはファンと選手の間を悪者として矢面に立っていた鈴木軍の功績が非常に高いことはファンは誰でも理解していると思います。
そんな鈴木軍を振り返りながら、鈴木軍としての鈴木みのる選手の好きな試合と共に今後の動向についても触れていきたいと思います。
【新日本】鈴木軍解散。鈴木みのる印象に残っている試合。そして今後の動向を予想。
鈴木みのる選手がタイチ選手、TAKAみちのく選手、そしてランス・アーチャー選手とともに立ち上げたのが2012年で、あれから11年。
当初は極悪ヒールユニットで、ブーイングと罵詈雑言の書き込みも多く、プロレスリング・NOAH参戦時は実際にゴミが投げ込まれることもありました。
記憶に残っているものだと「鈴木みのるvs高山善廣」の試合だったかと思います。試合後にペットボトル等が投げ込まれ、平成とは思えない光景でした。
全く許される客の行動ではありませんが、そこまで感情を高まらせる鈴木軍のプロレスは素晴らしいものだったと同時に感じたのも記憶にあります。
鈴木みのる選手も仰っていましたが、11年間そこまでやってることは変わっていません。
しかしながら12月23日の後楽園ホールは平日ながら満員になりました。
そしてTwitterでは鈴木みのる選手の解散宣言時と鈴木軍最後の試合時でトレンド上位に入りました。
会場では涙を流すファンで溢れ返りました。
プロレスファンに愛されていたことがファンの行動から、数字からもわかります。
鈴木軍・鈴木みのるの印象に残っている試合
鈴木軍・鈴木みのる選手の試合で印象に残っている試合は鈴木みのるvs後藤洋央紀の試合です。
- 2018年1月4日・東京ドーム大会 鈴木みのるvs後藤洋央紀
東京ドーム大会でNEVER無差別級王座と髪を掛けた試合に敗れ、王者陥落とともにトレードマークである髪を失った試合です。
私個人的な感覚ですが、鈴木軍がヒールとしてのカッコ良さを知るファンが多くなったきっかけの試合ではないかとも思っています。
当時王者であった鈴木みのる選手に後藤洋央紀選手が挑戦する構図で、後藤洋央紀選手は既に2連敗しており、背水の陣として髪をかけることで挑戦に漕ぎつけました。
試合は勿論壮絶で、それぞれのユニットの選手も入り乱れる展開にもなりました。
結果は後藤洋央紀選手のGTRを前に王者陥落となり敗れることになりましたが、その試合後の行動が印象に残っています。
試合に敗れた後、ボスの髪を断髪させまいとタイチ選手とTAKAみちのく選手がバックステージに足早に連れ帰ろうとするところを 自ら制止して、自らの椅子で自らの意思で髪を断髪した姿は鈴木みのるという美学を見せつけられたような気がしました。
実際に生で観戦していたので分かりましたが、その鈴木みのる選手の姿に対戦相手の後藤洋央紀選手も最後頭を下げ、敬意を示したのも覚えています。
鈴木みのる選手といえば現在は坊主に模様が剃られている印象だと思いますが、この試合以前は後ろ髪だけがトサカのように揃えられているスタイルが印象的で、あらゆるグッズのデザインとしても使用されていました。
この試合を最後に一切断髪する前のその髪型に戻すことはしていません。
鈴木みのる選手はあらゆる場面で名勝負や名プロレスを残していますが、私が個人的に好きな試合はこの「鈴木みのるvs後藤洋央紀」の東京ドーム大会かなと思います。
今後の鈴木軍メンバーの動向
今後の鈴木みのる選手、そして鈴木軍ですが、
バックステージコメントやSNSから予想すると、根拠のない個人的な予想で下記のような形かなと思っています。
- 鈴木みのる
新日本プロレスをスポット参戦に切り替えて、あらゆる他団体を渡り歩く。
- タイチ
新日本プロレスは離れず、新しいユニットを作る。
- ザック・セイバーJr
暫く新日本プロレスを離れ、海外での活動に拠点を置く。AEWもしくはWWEと予想。
- ランス・アーチャー
暫く新日本プロレスを離れ、海外での活動に拠点を置く。引き続きAEWと予想。
- TAKAみちのく
自身の団体の活動に専念。
- エル・デスペラード
新日本プロレスは離れず、タイチ選手と共に新しいユニットで活動。
- 金丸義信
新日本プロレスは離れず、タイチ選手と共に新しいユニットで活動。
- DOUKI
新日本プロレスは離れず、タイチ選手と共に新しいユニットで活動。
というような予想をしています。
最後の試合を見て感じたのは、鈴木みのるという看板からの卒業なのかなと感じています。
そして最後ボスの鈴木みのる選手からピンフォールを奪ったザック・セイバーJr選手が新日本プロレスから主戦場を移すのかなという予想です。
ザック・セイバーJr選手が一番感傷的な表情を浮かべていたのも印象的でした。
勿論2023年もメンバー変わらずに試合してても大歓迎ですが…
鈴木みのる選手は2022年を殆ど海外での試合に専念していました。
AEWではタイトルを獲得するなど、ユニットの活動よりも一人のプロレスラーとして旅をしているような姿に感じていました。
今後はより個人の活動に専念するのかなと思います。
ただバックステージコメントでは新日本プロレスのIWGPを今後も狙っていく宣言をしているので、鈴木みのる個人で新日本へのスポット参戦は引き続きしてくれると思います。
鈴木みのる「俺は11年前、この新日本にIWGPを獲るためにやってきて、鈴木軍を作った。そして、鈴木軍は今日ラストマッチを迎えた。かたちは変わるけど、これからも毎日! IWGPを狙っていくぞ!(場内拍手)。チャンピオン! チャンピオン! そのときのチャンピオン! ヘラヘラしてると、テメー、寝首、切り落としてやる、アン? どいつもこいつも覚悟しとけ!」
新日本プロレス公式サイトより一部引用
最後に
タイチ選手のYouTubeチャンネルにて、
12月29日に鈴木みのる選手とタイチ選手の対談するスペシャルな配信があるので、そこでも語られる可能性もあります。
この組み合わせは初めてに近い気がします。
インタビュー形式でも2人が話す姿は見たことがないので、非常に楽しみです。
今回は鈴木軍の鈴木みのる選手に焦点を当てて書いていきましたが、タイチ選手や最後の加入となったDOUKI選手など、一人一人壮大なストーリーの中で鈴木軍として歩んでいたのがファン視点でも分かるので、いずれ一人一人の鈴木軍として好きな試合を語れたら面白いなと思います。
2023年も鈴木軍メンバーの動向には目が離せません。