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【新日本】ベスト・オブ・スーパーJr30レビュー。個人的なベストバウト、MVP選手・・・

こんにちは、こんばんは。

KEIです。

今年で30回目を終えた「BEST OF THE SUPER Jr.30」(ベスト・オブ・スーパーJr)。

2023年5月12日 (金)  〜 2023年5月28日(日)の約2週間という過密で過酷なリーグ戦がマスター・ワトの優勝とともに幕を閉じました。

今年のベスト・オブ・スーパーJrを振り返ると試合では波乱と激動が連発し、終わってみれば予想のできなかった結果になったと感じている人も多いと思います。

私も同じ感想を持ちました。

磐石のエル・デスペラード、連覇中の高橋ヒロムが優勝決定戦に勝ち上がれなかったのは今年のスーパーJrが単調ではなかったことの裏付けに等しいと思います。実況解説では棚橋弘至もこの2人の敗退に予想ができなかったと仰っていたので、選手でもこの波乱は衝撃的だったんだなと感じました。

私も優勝決定トーナメントの予想が、

  • Aブロック(石森太二、リオ・ラッシュ)
  • Bブロック(YOH、エル・デスペラード)
  • 優勝決定戦(石森太二、エル・デスペラード)

としていたので…

石森太二に関しては悔しい結果になってしまいましたが、予想を大きく外しました。

特にエル・デスペラードがティタンに敗れたことはモニターの前で立ち上がってしまう程の衝撃でした。ただ私が想像しているより遥か、ジュニア選手のレベルが高くて、誰が勝ち上がってもおかしくないほどに拮抗していたんだと思います。

全体的な印象として他に触れておきたいのは、

ベテラン勢が結果に苦しんだことです。

KUSHIDA、田口隆祐、BUSHIが勝ち点2点や4点で争うことになる予想は優勝者よりできませんでした。

理由としては勿論新しいジュニア選手たちの台頭は大きかったと思いますが、今年のリーグ戦が短期集中の過密なスケジュールだったことも原因なのかなとも思っています。

実力は勿論ですが、若さで有利なマスター・ワトや常日頃過密なスケジュールをこなすマイク・ベイリーやティタンがリーグ戦を勝ち上がれた理由にも繋がる気がしています。

エル・デスペラードも優勝決定戦でタフな試合と評していたので、そのタフさが今大会の肝だったようにも感じます。

【新日本】ベスト・オブ・スーパーJr30レビュー。個人的なベストバウト、MVP選手・・・

結果の衝撃も勿論ですが、

約2週間という短いリーグ戦で、興行ごとに年間ベストバウトじゃないか!というような試合も連発していましたので、ほぼ全試合ベストバウト級なんですが、個人的に一番衝撃の強かった試合を挙げて、また今回のリーグ戦のMVPも挙げておきたいと思います。

ベストバウトは?

ベストバウトは選ぶのが非常に難しいです。

ただその中でも群を抜いて良かったのが、

  • マスター・ワト vs マイク・ベイリー(優勝決定トーナメント)

不安が漂っていた期待感とのギャップを覆した試合だったと思います。

試合が始まるまで、この2人で優勝決定トーナメント?という不安感はあったんじゃないかなと思いますが、それを悠々に超えたギャップも含めて素晴らしい試合でした。

内容的には主人公のマスター・ワトが強敵のマイク・ベイリーに愚直に立ち向かうような構図で、はじめの一歩の幕之内一歩vsウォーリー戦を見ているような…まるで漫画の世界の戦いを表現しているような試合でした。

最後の竜巻旋風脚と旋風脚のぶつかり合いはまさにそれを表現する掛け合いでした。

手数では強敵を表すように圧倒的マイク・ベイリーだったので、

終始マスター・ワトが攻められる展開から最後の一発で逆転というのも良かったです。

この試合はマスター・ワトがジュニアの顔になったきっかけの試合になるんじゃないかなと思います。

マイク・ベイリーも今回の他のリーグ戦の試合も含めてですが、粗く見えて的確で繊細な技を繰り出す印象を持ちました。あらゆるファイトスタイルに合わせられる万能感を見せてくれたので、新日本プロレスでは勿論ですが、世界でもさらにタイトルを量産していくと思います。

タッグ組んだらさらに新しい風が吹き上がりそうな気もします。

MVPは?

MVPはKUSHIDAですね。

個人的にKUSHIDAを挙げたいです。

やっぱりKUSHIDAって強かった…磐石だったなと思わされました。

結果こそ振いませんでしたが、全試合もの凄いクオリティが高くて、さらに全試合単調じゃなかったのも一期一会の試合を魅せられているようで鳥肌すら立たされるような試合もありました。特に高橋ヒロムとの試合では過去散々争ってきて何を見せてくれるんだろうの期待を斜め左から鋭角に表現してきたので、まさか場外決着とは予想できませんでした。

もう一試合挙げるならTJP戦も痺れました。

新しい世界感に入ったKUSHIDAには今回当たらなかったBブロック側の選手との試合も見たくなるような毎試合ワクワクさせられました。

今後 vsエル・デスペラードや宿敵のBUSHIとの試合が見られるなら、是非生で観戦したいです。

他にも・・・

他にも今回取り上げなかったリオ・ラッシュ、当然毎回話題を持っていったSHOやYOHの試合はMVPに等しいぐらい楽しませてもらいました。

来年期待したいのはDOUKIです。

今回の結果に一番納得いってない気がしてます。試合内容はKUSHIDAやTJPに匹敵するほど、もしかしたらそれ以上に断トツだったと印象もあります。

優勝を果たしたマスター・ワトの飛躍に火がつかないわけがないので、来年…いや、もしかしたら次期シリーズから大きく好転し始める吉兆も見えてるのかなと思います。

今後もベスト・オブ・スーパーJrの激動が新日本プロレスにどのように反映されるのか含めて、まだまだ見返して次も見逃せません。

前シリーズのレビューも行っておりますので是非ご覧ください。

【新日本】レスリングどんたく 2023 福岡国際センター大会の全タイトルマッチ感想レビュー

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