こんにちは、こんばんは。
KEIです。
「NEVER無差別級6人タッグ王座」が今年に入ってからベルトの価値が上がった。
そんな声も今年に入って大きくなりました。
特に、10月23日(金)後楽園ホールにて行われた、
NEVER無差別級6人タッグ王座選手権は、
年間ベストバウトにも入る勢いだと感じました。
今回は、試合を振り返りながら、NEVER無差別級6人タッグ王座選手権の価値について語ります。
NEVER無差別級6人タッグ王座
価値のないベルト!?
設立から約5年、2016年1月4日の東京ドーム大会からタイトル戦が組まれるようになりました。
設立当初の印象は、動きの多いベルト。そして前哨戦の為のベルトという感じで、
設立から1年で、9回ベルトの移動がありました。
前哨戦の一環としてのタイトルマッチも多く、
個人的な目線では、それぐらい維持の難しいベルト・・・
というよりは、価値のはっきりしないベルトの印象で、
2020年2月6日(木)以前のタイトルマッチでは6人タッグでありながら、20分を超えた試合が一つもありません。
正直、見ていても価値のなさが露呈しているようなベルトの印象でした。
しかし、
最近のタイトルマッチではそのベルトの価値が大きく変わってきました。
「NEVER 6人タッグ王座決定トーナメント」決勝戦
価値が急激に変化!?
2020年8月9日(日)の「NEVER 6人タッグ王座決定トーナメント」決勝戦。
私は、この試合を起点にベルトの価値が急上昇したと思っています。
この試合は、プロレスの良さ全てを詰め込んだような試合だと思います。
仲間の絆、夢と感動、プロレスラーの意地・・・
週刊プロレスが何故この試合を翌週の表紙にしなかったのか、未だに疑問に思います。
印象的だったのは、「YOSHI-HASHI選手のベルト初戴冠」と「CHAOSの絆」というところで、
デビューから約12年でついに初タイトルを獲得したYOSHI-HASHI選手の姿は感動的で、プロレスの本質を感じさせられました。
そして、もう一つの「CHAOSの絆」。最近では本隊との垣根が壊れ、CHAOSの存在感はとても薄かったです。
しかし、仲間同士の全力の潰し合いの中で、CHAOSが過去纏っていた殺伐とした強い集団という印象を取り戻せたような気がします。
この場面を目にしたファンは、NEVER無差別級 6人タッグ王座のベルトが価値のないとは、言えない光景を見ていたと思います。
CHAOS復活が魅せた好勝負を前提にYOSHI-HASHI選手が獲得したベルトの重みを感じたことで、ベルトの見る目が変わりました。
10月23日(金)後楽園ホール大会
メインのベルトに上げてきた試合!
そして、先日の後楽園ホールはベルトの威厳をさらに上げた試合になりました。
この試合で外せない選手は、DOUKI選手。
DOUKI選手がYOSHI-HASHI選手に噛みついたことから発展したタイトル戦で、
中々、辛辣なコメントをSNSでも出していました。
しかし、過去を辿るとDOUKI選手にとってYOSHI-HASHI選手はただならぬ深い想いがあったようです。
そして、試合で爆発した想いは、
2人が見せたタイトルマッチへの想いです。
どうしてもベルトを守り、勝ちたいYOSHI-HASHI選手。
どうしてもベルトを奪取し、勝ちたいDOUKI選手。
そして、それを叶えさせたい献身的なチームプレイ。
YOSHI-HASHI選手のベルトを守らせたい石井選手と後藤選手。
DOUKI選手にベルトを獲らせたいタイチ選手とザック選手。
2人のベルトへの執念と4人の献身的な想いが、
今回の名勝負を生んだ気がします。
YOSHI-HASHI選手
今、NEVER無差別級6人タッグ王座が輝いて見える理由は、
他のチャンピオンには足らない”執着心”があるからではないでしょうか。
どうしてもベルトを守りたいという気持ちが我々に伝わるような試合を
今のYOSHI-HASHI選手が魅せてくれているからだと思います。
今まで伝わりづらかったNEVER無差別級6人タッグ王座で、ファンの感情を引き出したYOSHI-HASHI選手はもの凄い天才です!
間違いなくYOSHI-HASHI選手の功績です。
おわり
今後は「NEVER無差別級6人タッグ王座」にも価値がどんどん積み上がってきます。
目が離せないです。
ここからは個人的な願望になりますが、
NEVER無差別級6人タッグ王座ベルトの価値を高めたYOSHI-HASHI選手に復活させて欲しいベルトがあります。
現在、新日本プロレスに一つ死んでいるベルトがあります。
IWGPインターコンチネンタル王座です。
このベルトの輝きをYOSHI-HASHI選手に取り戻して欲しいです!