こんにちは、こんばんは。
KEIです。
KIZUNA ROADも折り返し、後半の注目カードはやはり「NEVER6人タッグ王座戦」。
前半戦に触れた記事は下記にて。
→【新日本】次期シリーズ「KIZUNA ROAD 2021」決定カード予想公開!
6度目の防衛に成功した石井・後藤・YOSHI-HASHIのCHAOSの眼前に挑戦者として出てきたのは今年勢いの出てきた第三世代。
試合後に挑戦表明した永田・天山・小島組の貫禄は歴戦を物語るそれだ。
そして、石井選手と永田選手のエルボーでの会話は新日本プロレスらしさ全開だった。両者とも頑固さを携えるだけあり、二人の攻防だけでも旨味が全開である。
注目ポイントを踏まえながら個人的に予想もしていきたい。
【新日本】あの男の言葉で第三世代が再燃、火種はNEVER無差別級6人タッグから
二人の遺恨のきっかけは石井選手のバックステージコメントから始まっていた。
石井選手「見たろ? これでCHAOS、鈴木軍、BULLET CLUB、ロス・インゴ、次はどこだ? 本隊の腰抜けどもか? どこでもいい、誰でもいいよ。そう簡単に俺ら潰せねぇよ。なぁ?」
新日本プロレス公式より 2021年6月2日(水)後楽園ホール大会
引き出す天才・石井智宏
石井選手の熱い戦いから生み出される相乗効果は勿論だが、
以前から石井選手は同世代や上の選手に対してはより厳しい言葉が多い。
昨年のワールドタッグリーグでは棚橋選手にも下記のコメントを残している。
石井選手「これで単独トップだな? トップだよ。あと2つ、行ってやるから。それから棚橋、いつまでサポート役に徹してんだ。お前が表に出てこんかい、オラ! そしたら潰してやるからよ」
新日本プロレス公式より
石井選手と棚橋選手の年齢は一つしか変わらないだけあって怪我の不調で燻っている棚橋選手にもどかしさもあるのかもれない。
記憶に新しいディック東郷選手とのやり取りも、厳しい中にも実力を認めているからこそ奥深いものがあり、今後絡む可能性があればもっと深い部分を出したディック東郷選手を見てみたいと思わされた。
決して多弁ではない石井選手のここぞと出す芯を食ったコメントは相手の力を最大限に引き出す魔法に近い。
今回もその魔法にかかった第三世代がどこまで燃えてくるかというところだが、
実は今の第三世代は非常に乗っている。もしかすると石井選手が火に油を注いだ構図なのかもしれない。
第三世代の再燃
石井選手のコメントから第三世代を着火しているように思えるが、今回に限っては既に燃えている。
今年に入り第三世代のビックマッチ参加率は非常に高い。
天山広吉
- グレート-O-カーン戦(1月30日 愛知体育館大会)
年始よりモンゴリアンチョップを巡って、オーカーン選手とのシングルマッチを展開し、エンパイアとの抗争にも発展させた。
小島聡
- KENTA戦(1月4日 東京ドーム大会)
- ウィル・オスプレイ戦(1月30日 愛知県体育館大会)
- ジョー・ドーリング戦(6月12日 インパクトレスリング)
- IMPACT世界タッグ王座戦(6月24日 インパクトレスリング)
- トム・ローラー戦(未定)
小島選手は東京ドームでのIWGP・USヘビー級次期挑戦者権利証争奪戦から、インパクトレスリングに上がり、3度のタイトル挑戦を行ってきた。
先日のNJPW STRONGではトム・ローラー選手の持つSTRONG無差別級への挑戦者として名乗りを上げており、
結果こそ繋がらないが行動力は全盛期以上にギラギラしている。
これだけの過密スケジュールで体力を維持する小島選手ははっきり言って怪物。
STRONG無差別級を取っても何らサプライズでもなく、紋切り型の展開だと言わざる負えない。
永田裕志
- ジョン・モクスリー戦(5月12日 AEW)
何といってもIWGP・USヘビー級タイトルを賭けたジョン・モクスリー選手との一戦が印象的。
AEWとの沈黙の壁を本当の意味で破ったのは永田選手だと思える。AEWでのIWGP戦は勿論初で、今後の展開に期待感を与えてくれた。
何より試合内容も素晴らしかった。
タイトル戦やビックマッチから外れることの多かった第三世代が再び狼煙を上げ始めている。
今の第三世代の勢いからすると、NEVER無差別級6人タッグマッチはCHAOSにとって佳境を迎える一戦になりそうなだ。
シングル三連戦
タイトルマッチだけでなく、前日に行われる前哨戦ではタイトルに絡む6人のシングルマッチが展開される。
- 天山広吉 vs YOSHI-HASHI
- 小島聡 vs 後藤洋央紀
- 永田裕志 vs 石井智宏
永田裕志 vs 石井智宏の試合では、前哨戦のこのシングルマッチで負傷して勝負が決することも有り得る。
特にタイトルマッチでもこの組み合わせの中で勝負が決することになりそうなので、前哨戦から注目しておきたい。
予想は・・・
常日頃SNSでも取り上げているが、最近のNEVER6人タッグ王座戦は非常にクオリティが高い。プロレスの三拍子が常に網羅されている。
その価値を上げてきたのは間違いなくCHAOSだが、今回の予想としてはタイトルが動きそうな予感がしている。
前述した第三世代の台頭も踏まえて、NEVER無差別級6人のタイトル奪取を岐路として復活してくると予想している。
さらに小島選手がSTRONG無差別級を海外で奪取し、
ミスターIWGP・永田裕志が鷹木信悟選手の持つIWGP世界ヘビー級王座に絡む日も近いかもしれない。
石井選手はとんでもない怪物たちに火種を撒いたのかもしれない。