こんにちは、こんばんは。
KEIです。
一ヶ月間に渡り激闘を繰り広げた2021年のG1クライマックスもA・Bブロック共に最終戦を残すのみとなった。
いよいよ今年の優勝者が絞られてきた訳だが、
今年は優勝候補と言われた選手が次々と落ち、近年稀に見る得点差が生まれた。
優勝候補の筆頭だった内藤哲也の欠場による戦線離脱から、前年準優勝者のSANADAや今年期待の声が多く挙がっていたタイチが最終戦を迎えることなく優勝決定戦進出の芽を無くすなど、
G1の悪魔と言われるような波乱を巻き起こした。
最終戦目前の状況をまとめると下記の通りになる。
Aブロック
- 飯伏幸太(12点)
- KENTA(12点)
- ザック・セイバーJr(12点)
- 鷹木信悟(12点)
- 石井智宏(10点)
- 矢野通(8点)
- グレート-O-カーン(8点)
- タンガ・ロア(4点)
- 高橋裕二郎(4点)
- 内藤哲也(不戦勝)
Bブロック
- ジェフ・コブ(16点)
- オカダ・カズチカ(14点)
- EVIL(12点)
- SANADA(8点)
- 棚橋弘至(8点)
- タマ・トンガ(6点)
- タイチ(4点)
- 後藤洋央紀(4点)
- YOSHI-HASHI(4点)
- チェーズ・オーエンズ(4点)
※赤字が決勝進出の可能性がある選手
優勝決定戦進出の可能性がある選手は、
Aブロックでは飯伏幸太、KENTA、ザック・セイバーJr、鷹木信悟。
Bブロックでは、なんとジェフ・コブとオカダ・カズチカのみ。
【新日本・G1】今年のG1クライマックスは”ココ”が違う。最終戦前に振り返る!
『今年のG1は”ココ”が違った。』という部分が2つある。
脱落者続出、魔のブロック
一つ目は、脱落者が早々に決定したBブロックの明暗の分かれ方だ。
このG1で化け物となったジェフ・コブと初戦の棚橋戦で復活を見せつけたオカダ・カズチカが突出していたことにより、早々の脱落者が決定してしまった。
ジェフ・コブは近年のリーグ戦では珍しい全勝で最終戦を迎える形となっている。
故にSANADAや棚橋弘至、後藤洋央紀といった猛者が「2021年10月8日・高知大会の段階で優勝決定戦の芽が詰まれていた。
近年稀に見る首位独走を見せているジェフ・コブとオカダ・カズチカの調子の良さが非常にも感じるほど伺える。
特にジェフ・コブの化け物っぷりは今後の新日本プロレスの勢力図も大きく変える予感もある。G1優勝を逃しても年内、IWGP戦線に入り込んでくる可能性は十分にあるのではないでしょうか。
インフレ状態のジェフ・コブが今後の新日本でどう動いていくかも注目できる。
例年通りの混戦ブロック
Bブロックは突出した結果を見せたが、逆にAブロックは内藤哲也の欠場というアクシデント以外には例年に沿った混戦を見せている。
Aブロックの星取表と最終戦の対戦カードを踏まえると、おそらく飯伏幸太とKENTAどちらかが優勝決定戦に駒を進めそうだ。
Ifの世界線になってしまうが、内藤哲也が欠場しなければどういう畝りを見せたブロックになったのか想像してしまう。
優勝決定戦進出の可能性は無くなってしまったが、
Bブロックのジェフ・コブと同様にグレート-O-カーンはこのG1で大きな存在感を見せた。
対戦相手のファイトスタイルにアジャストして都度戦い方を変え、話題の作り方も一癖混ぜ込むグレート-O-カーンのプロレスはAブロックで突出していたと言えるだろう。
ただやはり、Aブロックと比べてもBブロックの明暗の分かれ方は近年稀に見る結果だ。
メインイベントの概念
例年と違うもう一つの点は、
全試合のクオリティが段違いだったことだ。
G1だけでなくプロレスの興行は終盤のメインイベントに近づくにつれて試合のクオリティが上がっていくものだが、
今年のG1に限ってはその概念がぶち壊された。
例を一部挙げると、大田区大会で組まれた棚橋vs後藤戦、大阪大会のザックvsKENTAなど、試合順関係なくメインイベントのクオリティが放出されていた。
勿論メインイベントはメインのクオリティは保ったまま。
どの試合がメインイベントに組まれていても納得し得るクオリティが、全試合で魅せられていた。
他団体に比べて試合の少なさを懸念する声が挙がっていた中で、全5試合メインイベント級の試合をやられては否定することもできない。
前述で述べた得点差もこの激戦の連発による故の結果もあるかもしれない。
試合クオリティの高さもまた例年通りではなかった。
最終戦の注目ポイント
以前、G1クライマックスの優勝予想した記事もあるので是非。
→【新日本】G1クライマックス31、ガチガチの優勝候補。この選手以外考えられん。
誰が優勝決定戦に進むかは勿論だが、昨年の最終戦ではウィル・オスプレイがオカダ・カズチカを裏切り、グレート-O-カーンが凱旋帰国するサプライズもあった。
特にBブロックはジェフ・コブ、オカダ・カズチカ以外最終戦が詰まれているだけに東京ドームに向けた動きを見せる選手も出てくるだろう。
昨年同様で考えると、海野翔太と成田蓮、ゲイブリエル・キッド辺りの帰還は可能性がありそうだ。
個人的な予想としてはSANADAとEVIL戦に注目している。
EVILが結成したハウス・オブ・トーチャーへの新メンバー加入はマストでしょう。
最終戦では、本線とは離れたサプライズや動向にも注目をおくべきだろう。
参照:新日本プロレス公式サイト