こんにちは、こんばんは。
KEIです。
5月29日、新日本プロレスでは本来東京ドーム大会が行われる予定でしたが、
緊急事態宣言の延長により中止。
新型コロナウイルスに感染した選手や負傷欠場を発表したウィル・オスプレイ選手のことを考えると中止も良い岐路になったのかもしれません。
そんな中で止まらないストーリーは「NJPW STRONG」の配信マッチだ。
東京ドーム大会の同日に行われた「NJPW STRONG」では、STRONG無差別級のタイトルマッチが行われた。
まだ形作られていないSTRONG無差別級の方向性を占う初防衛戦について書いておきたいと思います。
【新日本】今後のSTRONG無差別級を占う初防衛戦の感想とその価値観について
初代王者はUFCでも現役で活躍するトム・ローラー選手。「NEW JAPAN CUP in the USA」で新設され優勝したことで戴冠となりました。
初防衛戦はクリス・ディッキンソン選手。
試合内容はトム・ローラー選手の王者としての風格が際立ち、あらゆるスタイルに合わせられることを見せつけた勝ち方でした。
最後の打撃戦、グランドの切り返し、そしてヘビー級のディッキンソン選手を持ち上げるパワーは「立って良し、寝て良し」、文句なしの王者の風格。
今回の決め技はスリーパースープレックス、中盤に見せたアルゼンチンバックブリーカーの体勢からスラムさせるオリジナリティ、技の引き出しも素晴らしかった。
挑戦者のディッキンソン選手も今回のタイトルマッチをめぐる戦いの中で、一皮も二皮も向けたのではないでしょうか。今後は真壁選手や後藤選手、石井選手のような熱いベビーファイターの立ち位置をSTRONGで確立できるのではないかと感じさせられました。
STRONG無差別級タイトルの方向性
「NJPW STRONG」にはユニット抗争が殆どない分、STRONG無差別級をめぐる展開が大きくなっていくでしょう。
次期防衛戦は既にカール・フレドリックス選手が名乗りを挙げています。
STRONG無差別級が中心というよりは、頭ひとつ抜けているトム・ローラー選手を中心にベルト価値を上げていくような気がします。以前、IWGPインターコンチネンタル王座を確立させた中邑真輔選手のような存在に近いかもしれません。
IWGP USヘビーが海外での最高峰のベルトで位置づけると、NEVER無差別級に近いと思っていましたが、
無差別級としては同じで、また別の路線を築いていくと思います。
トム・ローラー選手の体格であれば、ジュニアヘビー級との対決も現実的です。常連のロッキー・ロメロ選手やリオ・ラッシュ選手の挑戦も容易に見えてくるので、無差別級の意味合いはNEVERよりも色濃くなるはず。
日本でのタイトルマッチは?
コロナが落ち着いた段階でより光るタイトルになると思います。
コロナ明けより、「NJPW STRONG」は海外を拠点として興行を行っていくと思うので日本でのタイトルマッチは少ないでしょう。
現在交流が増えてきた海外の他団体でのタイトルマッチが増えるのかなと予想しています。
東京ドーム大会のビックマッチのみ日本でタイトルマッチを行うのかなと思います。
来年の東京ドーム大会では、実況でも名乗りを挙げていましたが棚橋選手の挑戦もあるかもしれません。
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