こんにちは、こんばんは。
KEIです。
1月30日、名古屋・ドルフィンズアリーナで行われた 棚橋弘至 vs鷹木信悟のNEVER無差別級タイトルマッチが既に今年のベストバウトと叫ばれている。
二人の戦いはまさに世界観の綱引きだった。
2021年ベストバウト必至 棚橋弘至vs鷹木信悟のNEVER無差別級タイトルマッチを振り返る。
1月6日の東京ドームシティホールの大会で、鷹木選手が棚橋選手を煽る形で遺恨は勃発した。
約1ヶ月間に渡る前哨戦を終えて、この日を迎えた。
以前の記事でも少し触れている。
→【新日本】次期シリーズTHE NEW BEGINNINGに向けた遺恨「まとめ」と「予想」
前哨戦では舌戦を繰り広げながらも、どこかお互いをリスペクトする言葉。
ぶつかる中で、徐々に本音で認め始める棚橋選手の感情はとてもリアルなものだった。
最後の後楽園ホール大会では、最上級のリスペクトを送っていた。
棚橋選手「ハアハア……、鷹木! リスペクトをこめて、“鷹木選手”と言おうか。惚れたよ、惚れた!(場内拍手)。惚れたわ。『愛してます!』だわ(場内拍手&笑)。本当に。すばらしいよ! けどな! (場内に顔を向けて)ここから大事だから! 名古屋大会、終えて、帰ってきたとき、チャンピオンベルトは、俺のものだ(場内拍手)。よし、告白でした」
新日本プロレス公式より
二人の前哨戦で感じたのは、お互いの世界観を持ち、どちらも頑として相手の世界観に入らないことだ。
それは、NEVERベルトに対する想いにも連なった。
NEVER戦に対して、鷹木選手へリスペクトを送りながらも、自分の再起を目的とする棚橋選手と、
終始NEVERの証明を築き上げる、信念を曲げなかった鷹木選手。
どちらも独自の世界観を築き、相手の手中にのらない戦いを見せていた。
鷹木「ここに来て、告白とはなあ……。あの八方美人め、腹立つな。久々に告白されたと思ったら男かよ。しかも棚橋かよ。まあ、でもあの野郎の三味線には引っかからねえ。土曜日、愛知、勝利至上主義だ。あいつの足だろうが首だろうが、弱ってるところにトコトン行くからな。まあ、今日のリング上で言った通り、最高も最強もNEVERが独占する。それを証明するためには、棚橋じゃねえんだよ! 俺が勝つしかねえんだよ」
新日本プロレス公式より
前哨戦を含めて、ここまで違うベクトルの世界観でぶつかり合いながら最後まで相手に乗らないの構図は珍しくも思う。
まさに二人の戦いは世界観の綱引きだった。
選手の反応
壮絶な試合を終えて、SNSで反応する選手も多かった。
ここでも幾つか紹介したい。
まずは、この日解説も務めた高橋ヒロム選手。
vs ヘビー級を意識するヒロム選手が燃えないわけが無い。
試合後も最後まで、燃えていた。
NEVERを意識しているエル・デスペラード選手も、すぐに反応していた。
ツイート内容の行間を読み取ると、棚橋選手との対戦を求めている風にも感じる。
デスペラード選手のこれからにも注目が集まりそうだ。
タイチ選手も反応が早かった。
次の挑戦者は、最後のエンディングで乱入したグレート・O-カーン選手になりそうだが、
グレート・O-カーン選手とのタイトルマッチをパスすることになれば、今後vs 棚橋弘至を求める選手は他にも沢山出てきそうだ。
NEVERの動きも、この一戦を越えて次のステージに向かいそうな予感がします。