こんにちは、こんばんは。
KEIです。
2022年6月27日、アメリカ・United Center(イリノイ州シカゴ)でAEWと新日本プロレスの歴史的な合同興行『AEW x NJPW FORBIDDEN DOOR』が開催されました。
世界中に注目された今回の「FORBIDDEN DOOR」は、約15000人分のチケットは即完売、BUY IN MATCHを含む13試合、サプライズの連続に、近年稀なボリュームのある興行になったと思います。
【新日本】AEWとの合同興行、「AEW×NJPW Forbidden Door」の個人的総括!
始めに全体の総括を書きますが、全試合興奮の連続でした。
日本ではまだ歓声に制限があるという影響もあり、アメリカの大観衆の中のどよめきや立ち上がる歓声は画面越しにも現地の興奮が伝わりました。
意外だったのは新日本の選手に対する声援の多さで、AEWで活躍している世界的に名の通った元WWEのスーパースターよりも日本人レスラーの入場に歓声が上がっていたことに同じ日本人として誇らしい感情になりました。
やはり普段日本で試合をしている後藤洋央紀選手、オカダ・カズチカ選手の入場に現地会場が沸く様子は嬉しい気持ちになります。
その中でも柴田勝頼選手のサプライズ登場時、入場曲のイントロでどよめきが走ったのは新日本プロレスが国内No1は当然で世界規模に発信している証拠と存在感であると実感させられました。
試合後の率直の感想としては、
対抗戦というよりは入り乱れた交流戦に近い興行だったので、メインイベントで新日本プロレスの棚橋弘至選手がAEWの代表として試合を務めたジョン・モクスリー選手に負けてしまいましたが、バッドエンドの気持ちは全く感じさせず、非常に終わりまで気持ちのいい興行に終わりました。
興行前は欠場選手も多く、心配と落胆も繰り返しましたが、
全体を通して非常に良い興行だったと思います。
一つだけ残念だったのはメインイベントの中盤に放送がフリーズしてしまったことだと思います。
約5~10分程度の停止があり、動き出した時にはジョン・モクスリー選手が流血していて流れについてこれなくなったファンも多かったはずです。
理由はアクセスの集中か、機材トラブルか、SNSで上がっていましたが、試合中観客席で暴れた方がいたようなので、何かしらの予期せぬ影響があったのかもしれません。
次回はスムーズに見られるといいなと思います。
個人的なベストバウト
個人的なベストバウトは「ウィル・オスプレイ選手vsオレンジ・キャシディ選手」です。
オスプレイ選手は誰もが認めるNo.1のプロレスセンスを持っていると思いますが、
それに負けないOnly.1なセンスだったのがオレンジ・キャシディ選手でした。
恥ずかしながら今回初めてオレンジ・キャシディ選手の試合をフルで見ましたが、
噂通りで、とんでもない選手だったと思います。
独特な世界観にも関わらず嫌味が全くなく、プロレスファンの心を掴む試合の緩急に終始釘付けになりました。
ポケットに手を入れるスタイルですが、試合前まで実は違和感があり、少し「この選手は色物系だろうな」という猜疑心を向けておりました。
試合開始からは前述通りの感情で、オスプレイ選手の動きについていけるごく僅かな内の一人だと認識しました。またオレンジ・キャシディ選手の試合で一番いいなと感じたのは、技を受けた時の表情です。
中々、外国人選手だと感情が読みにくいことは多いですが、オレンジ・キャシディ選手はキャラクターであるクールな感情があるので、その振り幅の中で感情が伝わり、感情移入できました。
個人的に内藤哲也選手と絡んだら相当なカオスな空間が生まれる気がします。
無言なキャラクターでもあるので、SANADA選手との絡みも面白いと思います。
一番の印象に残った場面
今回の興行は数えきれないほどの色んな名場面がありました。
柴田勝頼選手の登場や元WWEではセザーロのクラウディオ・カスタニョーリ選手の登場、グレート・O-カーン選手のDDTの受け身なども印象に残っています。
キース・リー選手のビッグバンカタストロフの衝撃は目を見開きました。
その中でも個人的に印象に残ったのは、
海野翔太選手がクリス・ジェリコ選手に掟破りのウォール・オブ・ジェリコを仕掛けた瞬間です。
今回のオープニングマッチはメインイベントでもおかしくない顔ぶれだったので、期待していましたが、余裕で超えてきました。
特に海野翔太選手の活躍は終始光っていたんじゃないかなと思います。
表情は次期エースだなと感じましたし、今後どこまでクリス・ジェリコ選手と戦うかはわかりませんが、海外武者修行を終えたんだなと感じさせるレジェンドとの絡みで、
vsクリス・ジェリコの図式が海野翔太選手のプロレスストーリーに出来上がったような瞬間だったんじゃないかなと思います。
次の活躍も含めて、ジェリコ選手と海野選手の絡みは個人的に名場面になりました。
海野選手もSNSで下記のコメントを残しているので、非常にネクストは期待できると思います。
他にも挙げたらキリはないですが、
マラカイ・ブラック選手は個人的に一番好きな入場でした。
是非、EVIL選手と絡んでほしいなと思います。
総括まとめ
前述した通り、非常に意味の深い面白い興行でした。
今のところ、今年度一番盛り上がったプロレス興行だったと思います。
今回の「FORBIDDEN DOOR」では新日本プロレス側も、AEW側も出場しなかった選手が多数います。
新日本プロレスでは欠場した石井智宏選手や高橋ヒロム選手、ベルトホルダーの中では石森太二選手も欠場ではありませんが出場はしませんでした。
新日本の代表選手である内藤哲也選手やSANADA選手の出場がなかったのも次への温存だと個人的に思っています。
AEW側ではCMパンク選手や新日本との関係も深い元WWEで元新日本LA道場出身のブライアン・ダニエルソン選手が欠場となっていましたし、
また一番日本のファンが待ち望むケニー・オメガ選手と飯伏幸太選手も期待を込めてまだ温存という言葉を使っておきます。
次回は是非、今回出場した選手も、出場しなかった選手も含めて、日本での開催をしてほしいなと願っています。
今回の大成功を機に再び二つの団体の扉が開く日を待ちたいと思います。
オカダ・カズチカ選手も今後の交流について下記のコメントを残してます。
今日、AEWの選手と闘って、こんだけの傷(額を指して)がつくぐらいの強い選手でしたし、まだ闘っていない選手もいるので、やっぱそういう選手ともまた闘いたいと思いますし。でも、子どもの頃、「ドアを開けたら、締めなさい」と母親に言われてるので。
新日本プロレス公式サイトより引用
少しジョークを言いながらも次回もやりたいという意向はありそうです。
世界中のプロレスファンを揺るがした「オカダ・カズチカ vs ケニー・オメガ」の黄金カードの再会も「FORBIDDEN DOOR」を通して可能性が増したと言えるでしょう。