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KEIです。
G1クライマックスの初戦を迎える選手が続々と現れる中、7月23日・大田区総合体育館で行われた「YOSHI-HASHI vs 鷹木信悟」がベストバウトを生み出しました。
【新日本】G1クライマックス、ベストバウト確定!YOSHI-HASHI vs 鷹木信悟選手の死闘を絶賛。
勝敗は鷹木信悟選手がグランドコブラで丸め込み3カウントを奪いました。
試合展開は試合後のコメントで残している通り、
鷹木選手「要はこの『G1』っていうのはな、それだけ重みのあるリーグ戦なんだよ。中途半端な奴は誰一人いねえ。それにYOSHI-HASHIはな、別に因縁じゃねえけど、同い年だ。同じ昭和57生まれ、今年40だよ。間違いなくあいつも成長してるな。進化してるよ。頼もしい同い年だ。だが、ホント悔しいんだけどよ、なんか試合には勝ったが勝負には負けたって感じだな」
新日本プロレス公式より
鷹木選手は勝利こそしましたが、YOSHI-HASHI選手に最後の最後まで追い詰められた試合になりました。
新日本プロレスに上がるようになってから鷹木選手がシングルマッチで丸め込みを占め技に持ってきたのは通常の試合形式では初めてに近いと思います。
序盤はYOSHI-HASHI選手が攻め込まれる展開で、常時鷹木選手のペースで余裕も見られましたが、終盤にかけて得意の逆水平とラリアットでペースを変えて、鷹木選手の余裕がなくなったところにYOSHI-HASHI選手が大技を畳み掛ける展開となりました。
会場で地響きが自然発生する程の激闘になり、
YOSHI-HASHI選手がカルマとKUMAGOROSHIを繰り出した瞬間の熱は今年のG1クライマックスの中で一番の盛り上がりを見せていました。
YOSHI-HASHI選手と鷹木信悟選手の接点
YOSHI-HASHI選手と鷹木信悟選手、コメントでも残されているように直接的な接点はないそうですが、
同学年で、同じアニマル浜口道場出身、得意技が同型など、実は見えない線が繋がる2人の試合でした。
鷹木選手が新日本に上がってから、試合に組まれた数も多くなく、お互いに鷹木選手はシングル戦線、YOSHI-HASHI選手がタッグ戦線と分かれていたこともあり、
抗争やベルト争いに発展することもありませんでしたが、2人の試合で印象に残っている試合があります。
SUMMER STRUGGLE 2020 2020年7月26日 東京・後楽園ホール 第2試合 後藤洋央紀&YOSHI-HASHI VS 鷹木信悟&SANADA
何の脈略もなく組まれた試合で、
最後鷹木選手がYOSHI-HASHI選手をメイド・イン・ジャパンで勝利した試合です。
前述した同型の技がこの日YOSHI-HASHI選手が負けたメイド・イン・ジャパンという技で、YOSHI-HASHI選手はカルマと名付けています。
YOSHI-HASHI選手にとっては自分が得意としている同型の技での敗戦は相当厳しい一線だったと思います。
しかし、この試合の翌月にYOSHI-HASHI選手はデビュー後初のNEVER6人タッグ王座のタイトルを獲得しています。
以降、NEVER6人タッグ王座の最多防衛記録を樹立し、ワールドタッグリーグ優勝、IWGPタッグの戴冠と実績・結果を伸ばしてきました。
もしかすると、鷹木選手との一戦がトリガーとなっていたのかもしれないと今考えると思ってしまいます。
2020年7月の試合ではメイド・イン・ジャパンで沈められましたが、
今回のG1クライマックスではメイド・イン・ジャパンを跳ね返し、カルマをかけ、後一つのところまでYOSHI-HASHI選手は鷹木選手を追い込みました。
間違いなくYOSHI-HASHI選手の進化が見えた試合になったと思います。
鷹木選手はKOPWを持っており、この激闘を通してタイトルマッチを争う一線になる可能性も大いにあります。
接点がないようで線が繋がる2人の一戦が今後の新日本のリングでフューチャーされると、また新たなベストバウトを生み出してくれるのではないかと思います。
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