こんにちは、こんばんは。

KEIです。

結論から言います。

ただ一人を除いて、今回の高橋奈七永選手・世志琥選手の登場は両団体にとって互恵関係のアクションだった。

【スターダム】世志琥選手復活の理由、スターダム新たな船出、そして覚悟

スターダムの荒れた最終戦。

それは、冒頭に挙げたSEAdLINNNG所属・高橋奈七永選手、そして世志琥選手の乱入だ。

↓乱入時は映像は下記にて(スターダムYouTube公式より)↓

スターダム公式より

誰も予想しなかった登場に、会場も困惑気味であったのを映像からも感じ取れる。

他団体からの宣戦布告とだけでは片付けられないのは皆さんもお分かりいただいていることだと思う。

今回のこの乱入は、間違いなく3月3日に行われるスターダムの日本武道館大会に向けたアクションの一つになる。

今のスターダムにとって世志琥選手はパンドラの箱のような存在。

何故開ける必要があったのか?と考えるファンも多くいる。

しかし、賛否飛び交う今回の乱入そして参戦表明は意外と両団体にとって、メリットのある関係になるのかもしれない。

スターダムが求めているもの

それは、世間への認知。

様々な媒体で広告を打ってきた2020年。ブシロード体制になり急速に高まってきた広告により新規ファンも続々と増えてきていると言えます。

新日本プロレスの年間最大のイベント「レッスルキングダム」への提供試合もその一つ。

今スターダムでは過去最大級に魅力的な選手が揃ってきている。

プロレス界での影響力は絶大に伸びて、

女子プロレス団体で唯一地方でのビックマッチを行えている団体にもなった。

しかし、全国区には届いていないのが現状の課題になっていると感じる。

後楽園ホールなど、都内の興行では満員を打ち出せているが、地方のビックマッチではまだ満員に届いていないところも見受けられる。

コロナによってファンの行動が制限されているのも要因にはなるが、プロレス界の影響力を持った今のスターダムは更なる世間の知名度が欲しいところ。

SEAdLINNNGは?

所属する世志琥選手の知名度は女子プロレス界でも群を抜く。

一つの比較材料でしかないが、Twitterは13万フォロワー。

因みに人気の岩谷麻優選手や中野たむ選手などと比べても約2~3倍ぐらいの差がある。

しかし、その絶大な世間での知名度をプロレス界では上手く爆発し切れていないようにも見受けられる。

SEAdLINNNGとしても、看板選手の一人であるSareee選手がWWEに向かうことを踏まえて、世志琥選手を上手く爆発させていきたい思惑も感じる。

このように両団体を比較すると、

スターダムは世間への知名度、SEAdLINNNGはプロレス界での影響力。

ともに欲する部分を補う関係と言えるのではないでしょうか。

スターダムの新たな船出としても

前述した両団体の思惑もありながら、スターダムの選手にとってもこの上無い外敵になる。

初代ワールド・オブ・スターダム王者の高橋奈七永選手・一期生の世志琥選手となれば、

現在進行形でスターダムを背負っている選手からすれば乗り越えることで、もう3歩以上の進化を魅せられる。

新生スターダムを確立しつつある中で、格好の外敵と言うべきなのだ。

岩谷麻優選手への対戦要求に飯田沙耶選手や渡辺桃選手、ジュリア選手が名乗りを挙げたこともそれを物語っていた。

今後を少し予想すると、

この参戦の前哨戦として、名乗りを挙げたスターライト・キッド選手・飯田沙耶選手が迎え撃つ形になりそうだ。

ただ一人を除いてとは?

このように今回の乱入は両団体・選手にとって互恵関係のアクションだったとなるのだが、

冒頭でも触れたが一人だけ、ハイリスク・ローリターンで重荷を背負う選手がいる。

それが、世志琥選手だ。

未だ一定のファンの脳裏に焼き付かせているイメージがある中で、ヒールとしての参戦表明はハイリスクで重荷でしかないようにも感じる。

2020年Tik Tokを通じて、人気者になり注目度を挙げた世志琥選手であれば

(→世志琥のTik Tokフォロワー数10万人突破!!激増の理由を話します!)、

正当な参戦表明で古巣への復帰を飾ることもできた筈だが、

それをしなかったところに、私は相当な世志琥選手の覚悟を見せられた。

「真っ白になりました参戦します。」という簡単な道ではなく、

ファンの反感を背負い、新生スターダムの対角線に立つ険しい山道を選ばれた覚悟。

世志琥「女子プロレスのアイコンがそんなもんかよ。簡単なことじゃない? ウチらだってな、どういう気持ちでここのリングにいま上がってるのか、オメエら知らねーだろ。こっちは女子プロレス背負ってきてるんだよ。逃げるのはえーな、アイコンさんよ。お前がやらないんだったら別にいいよ。他にウチらとできるようなヤツいないだろうし、もうこのリングには用ないわ。いいですか、それで…」

スターダム公式より リング上コメント

この参戦を通して全て清算される訳では無いかもしれないが、

プロレスラー・世志琥にとっても何かきっかけになって欲しいと、

ファンの一人として思います。

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