東京ドーム2連戦で繰り広げられる史上初の2冠戦。オカダカズチカ、飯伏幸太、ジェイホワイト、内藤哲也の4人が2020年1月4日、5日と争い頂点を決める。誰がこの偉業を成し遂げるのか、そしてこの偉業を成し遂げたものが新日本プロレスの2020年をどのように構築していくのだろうか。
今回は4者の未来予想をしていきたいと思います。
目次
史上初の2冠戦と4者の未来予想
まず、私が2冠獲得すると予想する選手は...
内藤哲也です。
1月4日の東京ドームでオカダカズチカと内藤哲也が勝ち上がり、1月5日で両者の決着戦の末内藤哲也が2冠を手にするのではないかと思います。
その予想理由は後程として、4人の現状と方向性を纏めてみます。
【オカダ・カズチカ】
IWGP保持者にして、絶対王者オカダカズチカ。2冠戦には最後まで消極的な立ち位置をくずしませんでした。11.3の大阪大会でも下記のような発言をしています。
俺は、このIWGPの闘いに! プライド持ってんだよ、この野郎。このベルトが、この新日本プロレスで、1番のベルトだ!!
新日本プロレス公式 11.3大阪大会よりオカダカズチカ
インターコンチのベルトにも ”過去にインターコンチを、ホントにヘビー以上の魅力的なベルトにした人もいますし、” と中邑真輔が持っていたからだと揶揄するような発言もあり興味なしのスタンスでした。
2020年のオカダカズチカ
2020年のオカダカズチカは結果上無冠でのスタートになるのではないかと思っています。4月に行われるであろう海外でのIWGPを賭けた内藤との再戦に向けてのスタートになってくるでしょう。オカダカズチカのインターコンチ戦も見てみたいですが…
【飯伏幸太】
2019年G1クライマックス覇者の飯伏幸太。G1ではオカダ・ジェイホワイトを破り、優勝を果たしています。そして今回の東京ドームでの2冠戦決定は飯伏幸太の発言から始まったようなものです。
僕はIWGPヘビー級のベルトっていうのは、やっぱり最強の人が巻くベルト。そういう意味では、IWGPヘビー級のベルトも金メダル。でも、インターコンチのベルトは、“最高”の意味で金メダルだと思ってるんで、僕はどっちも金メダルだと思ってる…
新日本プロレス公式 10月15日記者会見より
IWGPヘビーのベルトは最強。インターコンチは最高。そう表現する飯伏幸太はインターコンチは巻いた実績がありますが、IWGPヘビーのベルトは2015年のvs AJスタイルズ戦以来の挑戦でケニーオメガの介入により敗れているので実績はなし。
2020年の飯伏幸太
2020年の飯伏幸太は再びインターコンチのベルトを狙った内藤との抗争に力を入れていくのではないかと思います。ジェイホワイトとのスペシャルシングルマッチは制すると思っています。一度敗れたIWGPを直ぐに狙いにはいかずインターコンチを取りに行ってほしいです。
【ジェイホワイト】
IWGPインターコンチ保持者のジェイホワイト。G1では決勝で飯伏に負けたもの堂々の準優勝。2019年はジェイホワイトが新日本をかき回したと言っても装飾はないと思います。2019年1.4東京ドームでの衝撃のオカダ戦や2月の大阪では棚橋を破りIWGPヘビーも奪取し、短命でしたがスイッチブレードショックを起こしています。間違いなく実力者のジェイホワイトは2冠戦にも肯定的ですが、かつての記者会見の下記の発言をみるとオカダカズチカと同じくIWGPヘビーのベルトがあくまで一番と考えているようです。
IWGPインターコンチネンタルのベルトを手にしたが、このベルトをIWGPヘビー級王座への挑戦チケットとして大切に使わせてもらうよ。
新日本プロレス公式 11.5一夜明け会見より引用
2020年のジェイホワイト
2020年のジェイホワイトはニュージャパンカップ制覇に向けて照準を合わせてくると予想します。オカダカズチカとジェイホワイトのどちらが内藤にリベンジ戦に持ち込めるかがスタートになりそうです。
【内藤哲也】
4者で唯一の無冠で挑む内藤哲也。私が史上初の偉業を成し遂げると予想する選手です。2019年はクリスジェリコから始まり、飯伏幸太・タイチと抗争を広げていた選手ですが、ジェイホワイトの勢いを止められず無冠での東京ドームとなってしまいました。後藤洋央紀の幻の2冠発言を省くと、2冠を成し遂げる発言は内藤から始まっています。2019年結果が振るわなかった内藤は2020年より逆転していくと思います。2018年東京ドーム大会でオカダカズチカに敗れ悔しい思いもしています。
やはり2018年の東京ドームの相手であるオカダとやりたいかなと。彼はリング上で言ってましたよ。「東京ドームのメインイベント、凄く気持ち良かっただろ。勝ったらもっと気持ちいいぞ」それがどんなものなのか、オカダに勝ったうえで味わってみたいなと思います
新日本プロレス公式 11.5一夜明け会見より引用
という発言もあり、1.5の東京ドームで内藤哲也が大会を締めくくることができれば、上記の発言と鷹木慎吾含めた初のロスインゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバー集合で、感動のエンディングが待っているに違いありません。
2020年の内藤哲也
2冠を手にした場合、内藤哲也はインターコンチを封印させてしまうかもしれません。以前も内藤はインターコンチの封印発言をしており(2017年6月大阪城ホール大会vs棚橋戦で敗れ封印できず)、2019年のインターコンチはIWGPヘビーへの餌として使っていただけです。必要のなくなったインターコンチは封印してしまうかもしれないですが、待ったをかける棚橋やタイチ・飯伏が再戦を吹っ掛けるなども予想できそうです。
最後に
史上初の2冠戦、非常に楽しみで仕方ないです。 4者4様の未来が予想できるので 予想するだけで色んな可能性が出てきます。2020年を占うこの試合は必ず生で見ないといけない戦いです。私も勿論東京ドームに行きます。サプライズ演出もあると思うので、そこ含め楽しみです。